izumi B125 連鎖型圧着端子用 電工ペンチ

izumi B125 連鎖型圧着端子用 電工ペンチ

どうも、いろんなことが面倒くさいu-keyです(´・ω・`)

 

今回工具を新調したので、その記録。



今回購入したのは表題の通り電工ペンチ。

今まで使っていた電工ペンチは5.6年前位に適当に買った

「エーモン工業」のターミナルセットとかってヤツ。

ターミナルセット エーモン E-3


エーモン(amon)工業 ターミナルセット中 E2 2セット bh0996

如何にも初心者が食いつきそうな感じのやつね。

まぁ、別に悪い物ではないとは思うんだけど。

こんな感じです。

 

少々色が違ったり、グリップの形が変わったりしてますが、

使いやすさ向上だったりモチベーションアップを狙ったためで…。

 

これの軸部のガタが大きくなってきてしまって

騙し騙し使ってたんだけど騙すことも出来なくなってきちゃったんですよね。

 

普通にカシメても配線が抜けるし、

一段下でカシメ直しても配線が抜ける。

 

こりゃあかんわ。てことでね。

 

で。

 

前々から『買い替えだなぁ…』とは思いつつも

中々買い替えなかった理由が何個かあって、

一つは金銭的事情。まぁコレは慢性的ではあるのだけど。

もう一つは「まだ何とか使える!」っていう何とも言えない愛着のような物w

最後に「これだ!」っていう電工ペンチが中々見つからなかったから。

 

上二つは正直どうでも良い事なんだけど、

これだ!と思えるものが見つからないってのは中々大きな理由だった。

 

難しいのは、この手の工具は「使ってみないと分からない」し

使う圧着端子(ここではギボシ端子等の事)のメーカーによって

どれがいいとかあったりする事。

 

で、若干工具に関してはミーハーな僕はMACのやつが良いかなーなんて思ってたんだけど、

結構なお値段・・・。

 

その他イイ感じのやつ無いかなーってネット徘徊してみるも

中々ピンとくるものが無い。

 

エンジニアってとこのやつも評判良いけど…。とか思ったり。

 

…僕的に電工ペンチに求める条件として

ちゃんとカシメられる事は最低条件。

配線カッターは先端に無い方が良い。

カシメる対象はギボシ端子等が主。むしろそれ以外はほぼやらない。

なるべく小さめ。

5000円前後くらいまで。

 

うーむ。

中々良いのが無いなぁなんて悩んでた。

 

そんな時ふと思い出した。

 

『あれ?会社で使ってるやつ使いやすくね?』

 

と思って仕事中どこのメーカーだろう?と眺めてみる。

なんだか「superくりんぱー?」とかって書いてあるように見える。

 

この程度の情報で軽く調べてみても同じものが出てこない…。

 

うーむ。何なんだろう?



ふと、ケースを見てみると「HIRO」だったか「ヒーロー」だかって書いてある。

 

これを元に再検索。

 

ざっと調べた感じだと…

ヒーロー電機とかっていうメーカーが有った。

名前が変わって泉精器製作所とかって会社になったみたい?

ギボシ端子なんかを作ってる日立何とかと同じところが作ってるとかなんとか。

 

まぁ、どれも信ぴょう性はアレだけど

実際使ってみて使いやすいと思ったのは間違いない事。

 

会社で使ってるのはグリップ部分が赤いやつなんだけど、

それと全く同じものはもうないみたい。

 

一瞬『適当なやつ買ってきて会社のやつとすり替えるか…?』

なんて考えが浮かんだんだけどちょっと考えて却下した。

 

で、現状ではほぼ同じような物(復刻版?)的な物はある。

 

それが今回購入した『泉精器製作所のB125』っていうものだったと。


泉精器製作所 IZUMI 手動片手式工具 ファストン 連鎖型用 B125


泉精器製作所 連鎖型圧着端子用(手動片手式工具) B125

メッチャ前置きが長くなったけど、工具新調した時に気になるのは

『どれだけの性能差があるんだ…?』っていう事。

僕の場合はね。

 

という事で、比べて見ます。

 

横から。

 

これが…。

こんなにズレます。

 

カシメ部分縦方向のガタは…

 

こんな感じ。

 

よくよく見るとカシメ部分の『M』みたいな形の所が歪になってるのも分かる。

 

これじゃあカシメられない訳だ。

 

横方向のガタは…

 

同じように閉じててもこれだけの開きが。

 

無負荷でこれだけ差があるんだから

何かを挟んだら閉じ切らないのは至極当然の話。

 

IZUMIのカシメ部分アップ。

 

新品らしく印字が眩しい。

若干のズレ、造形の粗さ?良く分からないけど

思っていたよりも精密な作りでは無い感じがした。

 

表面比較。

全長ではIZUMIの方が若干短いように見える(測れよってね)

 

エーモンは最初からグリップ部に凹凸が左右対称についていたけど

IZUMIの方はフラットな感じ。

 

そもそも両方に凹凸が付いてる理由が分からなかった。

握り物で裏表が決まってる物なんだから指側は良いにしても

手のひら側に来るグリップは平らないしは緩やかなカーブであるべきだと思うんだけどね。

 

個人的にはIZUMIの方が好み。

 

裏面。ちょいピンボケ。

 

ま、特に変わったことは無いね。

 

で、

電工ペンチを広げる時の持ち方は色々あるんだろうけど

僕の場合は

 

こうやって持って、

 

こう開きます。

 

そんで、指2本である程度まで閉じて、

カシメる時は4本で握ると。

 

それの繰り返しなんだけど。

 

この子は…。

 

戻せないw

 

まぁ新品だからね。

分かってはいたけど思わず「かてぇ!」って声に出ました。

 

一応油くれてカチャカチャカチャカチャしたんだけどね。

早くやっこくなって欲しいものです。

 

お待ちかね、実証実験。

 

日立のギボシ端子メス。

 

カシメます。

 

ちゃんと閉じました。

 

何とも残念な仕上がり。

殆どカシメられていない。

先端がわずかに曲がったか?というレベル。

 

続いて被覆側。

 

カシメました。

 

全然配線通りそうなんですけど…。

 

いやぁ、こうしてみるとよくこれで使ってたなぁって感じ。

 

まぁ、実際は明らかにカシメられてないことが分かってたから

正規の場所でカシメてから一段下でカシメ直してたりしてたので

抜けはしなかったんですけどね。

 

勿論正しい使い方では無いし、カシメ部分も綺麗では無かったから

気持ちのいいものでは無かったんだけど。

 

では、IZUMIの電工ペンチ。

 

同じ個所で同じ種類のギボシをカシメます。

 

おぉ…。

 

おおぉ…。

 

全然ちゃうやん。

ナニコレ全然別物。

 

端子くりんって丸まってるやん。

 

うけるw

 

さて、

こちらの丸型端子(正式名称知らん)

これ、今までの電工ペンチではカシメられなかったんですよね。



なんつーのか、

開口が広くて一回つぼめないとそもそもカシメ部に入らないし、

つぼめて何とかカシメようとしても肩が落ちちゃう感じで

ともかくうまくいかなくて苦手としていた端子です。

 

エーモン(使い古した)でやってみると…

 

こんな感じ。

 

これでも結構頑張ったんだけどね。

 

IZUMI(新品)でやってみると・・・

 

こんな感じ。

 

感動するくらい全然違う。

 

これで電装作業も楽しくなりそう。

 

やっぱり腕より工具って事もあるんだよね。

今度はこんなにやられる前に買い替える事にしよう…。

 

それでは、失敬。