ボルティ フォークOH
- 2018.08.14
- バイク ボルティ(TU250X-TW)
どうも、お盆休み中のu-keyです(´・ω・`)
忘れ去られそうで忘れてない出来事シリーズ。
ボルティのフォークOH。
同時進行でやった物なんだけど、その作業の殆どを職場でやってしまって
ほぼ写真が無いっていう悲しい状態。
職場内では作業は出来て皆暖かく見守ってくれるんだけど、
やるのも昼休憩とかで時間が限られてるし
流石に人目が気になるしで写真なんか撮れないんだよなぁ。
今後は撮っていきたいとは思うんだけど。
ともかく、これもボルティの作業記録なので
記憶の限り残しておこうと思います。
とりあえずフォークをばらす為には取り外さなきゃならないわけですが、
上の画像の状態にするのはそんなに面倒では無いです。
キャリパー、メーターケーブル、Fフェンダー外して、
フォークをクランプしてるボルトの初期トルクだけ抜いて
アクスルシャフト緩めて抜いて、ホイール外して。
緩めたクランプボルト(?)をさらに緩めてフォークを抜くと。
まぁ、ここらは構造見れば簡単なもんかなと思います。
実際僕はフォーク外すことも初めてなんで。
うちのボルティにはセンタースタンドが付いているので
センタースタンドにちょっとした下駄噛ませておけば、
前廻り外してることもあって前に倒れこむことは無いんだけど
念のためリアのタンデムバー(?)と後ろに停まってるJOGを
縛り付けておきました。
JOGも現在前廻りばらしてる状態なんで
丁度いいっちゃ丁度いい。
さて、
今回メインの目的はオイル漏れを直す事。
何か「オイルの粘度を固くしたい」とか
「バネレートを変えたい」とか無いっす。
オイル漏れを直す=オイルシールを交換するっていう事だと考えています。
つまりメインの目的はオイルシールを交換する事。
それに伴って、交換が必要な部分は交換としたいと思います。
先ず、訳も分からないなりにばらしてみます。
ばらしてみない事にはなにも出来ないのでね。
構成部品としては
アウターチューブ、
インナーチューブ、
スプリング、
スプリングカラー、
リバウンドスプリング、
ダンパロッド、
オイルロックピース…等々。
その他スライドメタルなどと言ったりするブッシュや
各種シール類。
僕のボルティは初期のボルティとフォークの変更があったようで
フォーク上部のキャップの変更、オイル量の変更(スプリングが変わった?)等が変わっています。
前のフォークは六角のネジ式だったようなんだけど
僕のはⅭリングで固定でした。
これが楽になったのか面倒になったのかは不明。
個人的にはネジ式の方が楽なんじゃねぇかなぁと思うんだけど。
ともかく、
上部のキャップのキャップ(w)を外してⅭリングを外して
キャップも外して。
スプリングカラー、ワッシャー、スプリングと共に
オイルを抜き取ってインナーチューブとアウターチューブを
分離したいんだけど、まだその時期では無い模様。
フォーク下部にボルトが付いていて、それがインナーチューブ内の
ダンパロッドという部品に繋がっているみたい。
つまりはこのボルトを外さない事には分離することは永遠に無いという事だね。
またこのボルトが曲者で、ずいぶん奥まった場所にあるもんだから
普通のL型の六角レンチの長い方しか入らない。
かといって長い方で緩められるほど緩いトルクでしまってるわけでも無い。
何とか頑張って緩めようとしてみたけど軽くナメりかけたので
おとなしくインパクトレンチを使って緩めましたとさ。
ロングの六角があると便利よね。
PBピービー .3/8SQ ロングヘキサゴンソケットセット V10-211/SETCN
マニュアルを見ると何やら共回りを抑える為の特殊工具を使用しろと書いてある。
ASTRO PRODUCTS 07-10075 フロントフォーク ダンパーロックソケット 07-10075
(´ε`;)ウーン…まぁ締め付けの時なんかしっかりトルク管理するとかなら
必要かなぁと思うけど今回は二本とも共回りすることなく緩んでくれたし
取り合えずなくてもいいかなって感じ。
ついでに言うと、
ダストシール、オイルシールを抑えてるリングも
外しておかなければインナーチューブは抜けない。
諸々外したら少々力業でインナーチューブを引き抜く。
簡単に言えばアウターチューブとインナーチューブをもって
力任せに引っ張って圧入されてるブッシュ、オイルシールに衝撃を与えて
そのまま抜き去ると。
要はスライドハンマーみたいに引き抜くって感じ。
外したオイルシール。
記念に計測。外径約5㎝、内径は確か37㎜。
なんかこういうのって測っておきたくなるよね?
結局測ってる部分の情報が少なすぎて、
大した役に立つことは無いんだけどね。
今回で言えば厚みの情報が無いと。
確かインナーチューブ。
画像で見る限り36㎜あるかどうかって感じがするけど
しっかり外径部分測れてるとも限らないしね。
アウターチューブ。
アルミ特有の粉が出てるけども比較的綺麗なように見える。
これがどの程度の汚れ具合なのかは経験値が無いので分からない。
折角オイルも変えて、OHなんだし綺麗にしてみた。
外側も軽く磨いてこんな感じに。
漏れ部分からオイル染み見たいのが付いてたんだけど、
これが不思議なことにメラミンスポンジで簡単に落ちた。
レック 激落ち MEGA ( メラミンスポンジ ) S-698
スポンジにパーツクリーナー吹いてゴシゴシで終わり。
汚れ落としの段階であんまりひどい様なら塗っちゃう感じかなぁ
なんて思ってたんだけど思いのほか綺麗になってこのまま行く事に。
懸念していたインナーチューブの錆も…。
このレベルまで落としてみました。
結構綺麗に見えますが…
近くで見るとこんな感じ。
点錆びの根が結構深くて、っていうかメッキが剥がれてて
これ以上は綺麗にならないなって感じ。
まぁ、この辺りは全然ストローク部分ではないので、
こんなもんで良しとしましょう。
因みに、
ストローク部分も多少の錆はありましたが、
軽くペーパー当てて磨いてやると触っても気にならないレベルまでになりました。
オイル漏れをしていたので、単純なシールの劣化か
インナーチューブの錆が原因で漏れたかどっちかだろうなとは
考えていたのですが、外したシールに目立った傷もなく
インナーチューブの錆も大したことが無かったので
シール単体の問題だろうという結論に至りました。
面倒が無くて一安心。
画像があるのは、つまり家で作業してるのはここまでで、
この後の作業は職場でやりました。
特に悩むこともなくすんなり進んだんだけど
一つだけ助けられたことがあって、
ブッシュとオイルシールはアウターチューブに圧入しなきゃいけなくて
当初は塩ビ管でいいやーなんて思ってたんだけど
職場の人がシールプッシャー(?)を持ってて貸してもくれるという
有難いお話。
「アストロで買った安もんだよ」との事だったけど
特に不都合もなく圧入できた。
必要十分とはこういう事なのかもね。
因みに数値は忘れたけどメインのスプリングの自由長も基準値内で、問題なし。
オイルはスズキだし安かったのでスズキ純正フォークオイルを使用。
スズキ フロントフォークオイル 1L 99000-99044-15G
オイルレベルなんかを合わせるのに本来なら一晩とか置いて
エア抜きをして計測するんだろうけど、面倒だったのと
左右とも指定の量入れてるんだから何度かストロークしてエアが抜けなくなったら
それでいいんじゃねーかと思って蓋しちゃいましたw
今回交換した部品は
51192-25D00:ジョイントスプリング(無くしたからw)
¥258
51121-25D00:スライドブッシュ(インナーチューブに付くやつ)
¥776
51152-25D00:ガイドブッシュ(アウターに圧入するやつ)
¥1014
51196-25D00:ピストンリング(ダンパロッドのリング)
¥560
51173-25D00:ダストシール
¥992
51153-25D00:オイルシール
¥1468
こんな感じで。
オイルは確か1ℓで1000円したかどうかって感じ。
正直、ブッシュなんか見てもダメなのかどうか分からなかったし
サービスマニュアルにも詳細な点検方法なんて書いていないしで、
安牌を取って交換することにした次第です。
新品の部品と比べてみて思ったのが
「多分交換しなくても大丈夫だな…」って事。
だけど、
それは部品を取ったからこそわかる事だし
そもそもインナーチューブ引き抜くのに結構な力が両ブッシュに
掛かってるだろうから交換で間違いないんじゃないかなと思う。
そんなこんなで初めてのフォークOHは無事終了。
色んな形、構造のフォークがある中で
恐らく一番シンプルなフォークだったと思う。
いうなれば、一番簡単だったとも言えるし
一番勉強になったともいえると思う。
レベル調整とか結構とっつきにくいイメージがあったけども
今回の作業でそんなにビビる必要はないなと感じるようになれましたね。
こうしてやった事のない作業にチャレンジできるのは
どうにでもなれ!っていう気持ちにさせてくれるボルティのおかげでもある訳で。
これは初期投資なしで手元に来てることが大きいね。
でも、これだけでもボルティがうちに来たメリットは
十分にあると思ってる。
だって、イントルーダー用のフォークオイルも買っちゃったからねw
それでは、失敬。
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